昔話:PC-6601

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 あまりのマニアックな展開に、何人の方が付いて来れてるか分からないが、構わず書く。

 前回は、BASICにはまり始め、ゲームを始めて作ったところまで書いた。その続き。

 中学生になり、マイコン熱はさらに高まった。その頃お小遣いもそれなりに増え、家も一時期バブルっぽく儲かっていた記憶があって、家の財布の紐もちょっと緩んでいた。住んでいた家は6+6畳で狭いままだけど、ファミコンとか新しいマイコンとか、ねだれば買えてしまう時期だったと思う。パソコンが所狭しとならべられ、家の一角だけは未来的な雰囲気(当時としては)が漂っていた。

 兄貴は、FM-7から、FM-77AVにマイコンを買い替え、さらに「べーまが」への投稿に熱中していたと思う。

 一方、僕は、当時全盛期だったNECのマイコンへ兄貴が手を付けないことに、いい加減嫌気がさし反抗の意味を込めて初めてNECのマイコンを買った。それがPC-6601だった。

PC-6601

 本当の憧れはPC-8801で、当然ながら買いたいと思っていたのだけど、おそらく当時は高かったので、中学生の僕は却下されてしまったのだと思う。

 PC-6601の売りはなんと言っても3.5インチフロッピードライブ搭載と言う事で、買う前までは5インチのフロッピーを使っていたのだけど、あの完全に磁気面がガードされた3.5インチフロッピーはなんとも先進的で、当時の憧れだった。あと、無駄に合成音声とかをしゃべらせる機能があった。お飾り的な機能であまり意味が無かった記憶がある。

 PC-6601を買ってからの僕は、BASICもまぁ触っていたけど、真剣に勉強する気は無くなり、当時流行り出したアドベンチャーゲームを解くことに熱中していたと思う。

 やっていたゲームは、ミステリーハウスから始まり、T&Eソフトの「スターアーサー伝説I 惑星メフィウス」やデゼニワールドを必死に解いていた。当時はネット検索なんてのは無かったので、べーまがに載っていた攻略ページなんかを見て、しこしこゲームをやっていたと思う。

 当時のゲームの進みはかなり遅かった。1ゲーム解くのに数ヶ月要していたと思う。

 そもそも上記に出てきた「スターアーサー伝説I 惑星メフィウス」なんかは、牢獄から脱出するのに、牢獄のドアの3本の鉄格子の右の奴を3回「タタク」などと、知らなければ永遠に気がつかないような謎解きが平気で混入されていた。わかるかっつーの。

 すごく懐かしいなと思うのは、当時は表現できる色数がかなり少なかったので、(8色とか16色とか)アドベンチャーゲームで、背景などをうまく表現するのに、色数がたりないものだから、青と緑などの2色で細かい縞々を作り中間色を無理やり作り出していたりしていて、そういったことが代表的なゲーム作成のトピックスになっていた。

mephius.jpg
スターアーサー伝説I 惑星メフィウスの1シーン

 ちなみにその当時、ファミコンのゲームをかなり軽視していたと思う。マイコンのゲームがファミコンに移植されるケースが非常に多かったため、

 「僕はファミコンなんかよりもマイコンのゲームの方が全然楽しいし、ファミコンやってる君たちよりもそのゲームは先にやってるよ。ハードにも金を掛けてるし、ファミコンのゲームなんかよりもマイコンの方がはるかに上級なんだからねー。」

 と今となってはどうでも良いプライドを持っていた記憶がある。結構嫌なやつだった。

 最近、ミステリーハウス風の部屋脱出系フラッシュゲームが無料で大量に出てきているので当時を懐かしく思い、たまにやっている。

 まだ、この話題は続くと思う。

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