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The Cloud - 「クラウド」の真実

ここでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳しています。過去のコミック翻訳はxkcdカテゴリで。翻訳済みの秀逸なコミックについては、2009年?2010年のベスト10をまとめた記事からどうぞ。誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。

the_cloud.png
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License

The Cloud(クラウド)

男: What's this?
 (これ何?)

黒ハット: The cloud.
 (「クラウド」だ。)

男: Huh? I always thought " The cloud" was a huge, amorphous network of servers somewhere.
 (えっ?「クラウド」って、巨大で形が無いどこかのサーバー群のネットワークだと思ってたよ。)

黒ハット: Yeah, but everyone buys server time from everyone else. In the end, they're all getting it here.
 (あぁ。だけど、誰しもが他の誰かからサーバータイムを得るだろ。でも結局、みんな、ここでそれを全て得ているだ。)

男: How? You're on a cable modem.
 (どうやって?君のはモデムケーブルに繋がってるけど?)

黒ハット: There's a lot of caching.
 (ここには大量のキャッシュがある。)

男: Should the cord be stretched across the room like this?
 (コードはこんな風に部屋を横切って引っ張らないとだめなの?)

黒ハット: Of course. It has to reach the server, and the server is over there.
 (もちろんだ。そのケーブルはサーバーに届いている必要があり、そして、サーバーはそっちにある。)

男: What if someone trips on it?
 (誰かがつまずいたらどうするの?)

黒ハット: Who would want to do that? It sounds unpleasant.
 (そんなやつ居るのか?嫌な感じだな。)

男: Uh. Sometimes people do stuff by accident.
 (うむ、人は時に事故を起こす物だよ。)

黒ハット: I don't think I know anybody like that.
 (そんなヤツが居るとは思えないな。)

Alt-text: There's planned downtime every night when we turn on the Roomba and it runs over the cord.
 (ルンバを作動させて、そいつがコードを抜く時、ダウンタイムは毎晩計画される。)

補足

 クラウドコンピューティングをネタにしたコミック。

 クラウドが、眼に見えないものすごいデカイサーバー群かと思っていたら、実は黒ハットの後ろに置いてある箱だったと言う話。そして、そのクラウドに繋がるケーブルはつまずき易い様に配線がされている。たまにクラウドサービスがダウンするのは、そのケーブルにだれかがつまずいたから。

 ...って事だと思うのだけど、シュールな話っぽいので、オチが今ひとつよく分からない。

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

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