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メルカトル図法の見た目の大きさと実際の国の面積を比較した世界地図

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 僕らが良く目にする一般的な世界地図は、世界を長方形で投影したメルカトル図法で描かれたものが多いですが、この地図の最大の欠点は、実際の面積を正しく表現できないところにあります。

 今回紹介するのは、メルカトル図法で表される各国の大きさを水色、実際の国の面積を濃い青で表現し、両者を入れ子にすることによって、簡単に比較できるようにした世界地図です。

※上記の地図をクリックすると拡大画像を見ることができます。

 参照元はこちら。

 この地図をじっくり眺めていると、メルカトル図法でみている国のサイズにすっかり慣れきってしまっていた僕に色んな気づきを与えてくれます。

 とりあえず、グリーンランド、カナダ、そしてロシアの実面積の小ささよ!まるでお相撲さんの着ぐるみを着た、痩せっぽちのおじさんみたいに見えます。それもそのはず、北緯60度を横切る、カナダとロシアではメルカトル図法の見た目の大きさと実際の面積の比率は約4倍。グリーンランドに至っては、17倍にも拡大されているらしいです。

 逆に赤道に近いブラジル、アフリカ各国、オーストラリアはほぼ等倍なので、中身の充実度が違います。見た目通りの面積と言うことで、国に対する信頼感が妙に増してきました。

 こんなにも各国の大きさが異なると、メルカトル図法は信用ならないと言うことでこの地図を地理の授業かなにかで見せてあげた方が良いような気がします。地図上での見た目の大きさと国の威厳と言うのは、どうしても結びついてしまうものだと思いますので。

 この記事のカテゴリは、地図に関するもの です。
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