Two Years - 大きな2年
- このカテゴリーでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳しています。
- 過去のコミック翻訳はxkcdカテゴリで。翻訳済みの秀逸なコミックについては、2009年?2010年のベスト10をまとめた記事からどうぞ。
- このXKCD翻訳の目的の一つは、僕の英語スキル向上です。誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。
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Two Years(2年)
ランダル妻: Oh god
(あぁ、なんてこと。)[...BEEEP...BEEEP...BEEEP...]
(...ピー...ピー...ピー...)ランダル妻: How long can it take to read a scan!?
(検査結果をどれだけ待てばよいのよ!?)ランダル: "Zarg" isn't a word.
(「Zarg」は単語じゃないよ。)妻: But Caaancer.
(じゃあ、「ガーーーーーン」でどうだ。)ランダル: ...Ok, fine.
(・・ま、いいか。)友人: So next year you should come visit us up in the mountain -
(それじゃ、来年は、僕達で山に登りに行こうよ...)ランダルと妻: "Next year"
(「来年・・・か」)ランダル: Hey-
(なぁ。)You're doing science,
(君は科学をしてる。)And you're still alive.
(そして、君はまだ生きてる。)妻: Yeah!
(そうね!)ランダル: It's really only been two years?
(ホントにたったの2年?)妻: They were big years.
(大きな意味のある2年よ。)ウエイター: Happy... Anniversary?
(ハッピー...、アニバーサリー?)妻: Biopsy-versary!
(バイオプシー(生体検査)・バーサリー!)ウェイター: ...eww.
(...うげ。)Alt-text: She won the first half of all our chemo Scrabble games, but then her IV drugs started kicking in and I *dominated*.
(化学療法中に毎回やっていたスクラブルゲームでは、前半は必ず彼女が勝利したのだけど、点滴の薬(IV:intravenous)が効いてくると私が"優位"にたったのだった。)
補足
XKCD作者、ランダル・マンローとその妻が戦ってきた2年間の乳がんとの闘いを描いたコミック。「I'm doing Science and I'm still alive」は、ゲーム「Portal」の曲「Still Alive」からの引用。「Zarg」から始まる会話のくだりはよく分からない。なんだろう。
2013.1.6追記
コメントを参考に訳文を一部修正しました。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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