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25年前と現在の夜間の照明量変化を色でマッピングした世界地図

light_pollution.png

 世界の夜間照明の明るさ(光害のひどさ)を1991年と2016年で比較し、その差をマッピングした世界地図です。赤い部分は明るさの増加を示し、青色は減少を表しています。緑色は光量の変化が少なかった地域です。

※画像をクリックすると拡大画像が開きます。

 参照元はこちらです。

日本付近

 まずは日本の周辺を確認してみます。

light_pollution_japan.png

 日本は緑色がメインなので、光量の変化は少ないようです。中国は人口増加の要因で当然のように真っ赤っか。韓国は中央から地方へと拡散する様子が見て取れます。北朝鮮は、暗い方向で変化なしですね。

 日本海の対馬周辺は、綺麗な青色が目立ちますが、これはイカ釣り漁船に関係する照明と思われます。青色は減少ですので、イカ釣り漁船の数が減少しているのも...、と思って調べたら、それらしい資料を見つけました。

1980年代前半には太平洋いか流し網への転換を条件とした減船事業,1990年代前半には生産過剰による魚価低迷を背景とした減船事業がそれぞれ進められ,この時期の隻数の減少が特に著しい.2000年頃にも日韓暫定水域での韓国船との漁場競合や需給調整を理由とした減船事業があった.これらの減船事業と自然減により,中型いか釣り漁船の隻数は1978年に2,372隻,1988年に740隻,1998年に304隻,2008年に134隻と10年毎に約6~7割のペースで減少が続いた.

 上記の要因で日本海の全体的な明るさは減少し、特定の一部分だけ赤くなる現象が起きているようです。

ロシア

 ロシアに関しては、実際の地図と重ね合わせたものが掲示板にUPされていましたので、引用します。

russia.png

 到底、人が住んでいるとは思えない、ロシアの北部に赤いエリアが発生しているのは、どうやら油田のおかげのようです。油田の開発が夜間の照明を増加させる要因となっています。また、ロシアでは、地方の人口減少と都市への集中が確認できます。

 ロシア以外の地域でも、人が住めそうにない場所に色付きの部分がぽつんと存在している場合は、油田の可能性が高いです。ちなみに、イギリス沖の北海油田(下のヨーロッパ画像を参照)は青い点が目立つので、石油の枯渇による生産の停止により照明が減少していると推測できます。

ヨーロッパ

 次はヨーロッパです。

europe.png

 フランスやスペインで、光量が増えているのは、LEDなどの高性能な照明への切り替えが進んだためだそうです。電力消費の観点からみると、コスト効率は高くなっているのですが、光害と言う点では悪化しています。それからポーランドの発達が目覚ましいです。


 以上、3か所の地域を抜粋して紹介しましたが、じっくり眺めてみれば、このマップからもっともっと面白い事実が見えてくると思います。とにかく情報量の多さが半端ないです。

 この記事のカテゴリは、地図に関するもの です。
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