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2本線を違う長さに見せるポンゾ錯視画像と水平線近くの月が大きく見える理由

ponzo_illusion_01.jpg

 地下鉄の風景画像の中に引かれた、右側と左側の2本の赤い線ですが、実は同じ長さの直線です。その事実を知ってから、もう一回上の画像を眺めてみても、この画像に仕掛けられている強烈な錯視が邪魔になって、やはり同じ長さに見せてくれません。不思議な画像です。

 この2本の赤い線が、本当に同じ長さかを知るために、画像を少し加工して見ました。

ponzo_illusion_02.jpg

 うーむ。信じられませんが、確かに同じ長さのようです・・・。この画像の参照元記事はこちらです。

 この現象は、「ポンゾ錯視」と呼ばれ、イタリアの心理学者Mario Ponzoによって1913年に報告された目の錯覚です。人間は物体の大きさを背景に依存して判断している為、このような目の錯覚が起きてしまいます。

 非常に分かりやすく単純化された「ポンゾ錯視」の画像が下記のgifアニメーションです。

Ponzo_illusion.gif

 下の線に比べて、上の線の方がより長く見えるのは、線路のような線の背景が見せる遠近法により、地面の水平線をイメージさせる上部の方が距離的に遠いはずと脳が勝手に解釈してしまい、同じ長さの線でも、遠くにあると感じた上部の線の方が長いと判断してしまうからです。

 そして、このポンゾ錯視によって、『地平線近くに浮かぶ月は、なぜか大きく見え、天高く上った月は小さく見える。』と言う現象の理由の一つが説明できます。誰しも、下の画像のように水平線付近に浮かぶ月を大きいと感じてしまった事が、一度はあるかと思います。

ponzo_illusion_03.jpg

 水平線のすぐ上に浮かぶ月と、その周りの風景の中にある、木々や家屋、道路などが、この現象を引き起こす役割を果たしています。

 風景全体が引き起こす、「ポンゾ錯視」によって、水平線のすぐ上に浮かぶ月が普段より大きいと脳が自動的に解釈してしまうらしいです。逆に、風景と切り離され、水平線から遠ざかっている月は、この現象が起こらず、月本来のありのままの大きさにみえると言う訳です。

 参照したWikipediaの記事内容に感銘を受けて、月の疑問に関するトリビアを少し追記してみました。記事を書いてみて、僕自身とても勉強になりました。

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