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著作権を主張している海外のweb comicなどの画像引用について

 最近、刺激を受けた海外のweb comicを紹介、もしくは引用する事がとても多いこのブログですが、「著作権を主張しているウェブ上のコミックの画像を引用の為にコピーして掲載してもよいのか?」と言う事について、しばらくの間かなり悩んでいました。

 ここで言う、「著作権を主張している」というのは、各コミックあるいは、ウェブサイトのフッター部分に、"© All Rights Reserved"と記載されている著作物の事です。

 悩んでいても仕方ないし、このままだと思うように記事が書けず、ストレスの元なので、ここらで自分の考えを整理しようと思います。

「フェアユース」について

 ここで議題に上げるのは、「海外の」ウェブコミックについて、ですので、著作物の利用については、まずアメリカの例を見てみたいと思います。

 まず、著作物の無断利用について、アメリカでは、「フェアユース」と言う判断基準があります。これは下記の様に記載されています。

フェアユース (fair use) とは、アメリカ合衆国著作権法などが認める、著作権侵害の主張に対する抗弁事由の一つである。アメリカ合衆国連邦著作権法107条(17 U.S.C. § 107)によれば、著作権者に無断で著作物を利用していても、その利用がフェアユースに該当するものであれば、その利用行為は著作権の侵害を構成しない。このことを「フェアユースの法理」とよぶ。

 » フェアユース - Wikipedia

 著作権を主張している著作物であっても、下記のフェアユースに該当するものであれば、引用を行っても著作権侵害には当たらないと書いてあります。

著作物の利用がフェアユースになるか否かについては、少なくとも以下のような4要素を判断指針とする。

  • 利用の目的と性格(利用が商業性を有するか、非営利の教育目的かという点も含む)
  • 著作権のある著作物の性質
  • 著作物全体との関係における利用された部分の量及び重要性
  • 著作物の潜在的利用又は価値に対する利用の及ぼす影響

 要は、著作権侵害に値すると思われる裁判が起こされたとき、上の4つの条件に照らし合わせて、どれがOKか、どれがNGかと言う判断をしているらしいです。で、これらの判断が有罪か無罪かと言う判定材料になります。

 ですので、これを全てクリアすればOKとか、いくつNGに該当しているから即有罪とか、そういうものでもないらしいです。

フェアユースと「海外ウェブコミック画像引用」

 とりあえず、上の4つと「海外ウェブコミック画像引用」と言う行為を照らし合わせて見ます。

1. 利用の目的と性格(利用が商業性を有するか、非営利の教育目的かという点も含む)

 これは、「引用する事で利用先サイトに商業的利益が発生するか?」と解釈します。

 なので、個人ブログに引用するのであれば問題ないと考えます。

2. 著作権のある著作物の性質

 これは、「学術的なものや科学的なもの、もしくは教育目的か、それとも対極にあるエンターテイメントか?」と言う尺度のようです。前者の方が後者に比べ、より、引用の利用が認められやすいと言う事です。

 ウェブコミックはエンターテイメント性が強いですが、学術系や科学系のウェブコミックの場合は、多少、知識の獲得を目的とする部分もある、かもしれません。引用するなら、知識獲得の方に重点を置いたほうが良いと考えます。

3. 著作物全体との関係における利用された部分の量及び重要性

 「引用元のコンテンツを借用する場合に、その量が、必要な分だけの最低限の引用になっているか?」と言う尺度ですね。

 引用は最低限にとどめ、引用した画像だけでなく、そのコンテンツにコメントを付け加え、解説や批評などがあれば、さらに良いと考えます。

4. 著作物の潜在的利用又は価値に対する利用の及ぼす影響

 これは、「画像などのコンテンツを引用する事によって、引用元の著作物が対象とする市場に悪影響を及ぼすかどうか。」と言う尺度です。

 これは引用先をしっかり提示して、引用先と元の主従関係をしっかり提示していれば問題ないと考えます。また、影響力に関しては、僕のところみたいな個人ブログが、引用元に悪影響を及ぼすほどの影響力を持っているとは考えにくく、そもそも問題は発生しないと考えます。


 これらを踏まえて、どのようにすれば引用しても大丈夫なのかと言う点を以下にまとめます。

まとめ

 上記の事から、著作権を主張している海外のウェブコミックの引用について、下記の事を守りながら行っていこうと考えています。これは、無断掲載ではなく、フェアユースに照らし合わせた範囲の引用と言う解釈であり、今後は、その立場で画像の掲載を行っていく事とします。
  1. 引用元がハッキリしないウェブコミックは原則使用しない
  2. 引用した際には引用元を明らかにし、著作者、および、著作権表示を行う(© 表示)
  3. 引用部分の周辺に、記事元のリンクを掲載し、リンク元が分かるようにする
  4. 引用した画像のみの記事は作成せず、必ず解説を付け加える
  5. 可能であれば、記事を読んだ人の知識獲得の手助けになるような内容を付け加える

 こうやって書いてみると、ブログを書く上での基本的なルールと同じことが分かりました。

 常識の範囲で、手間隙を惜しまず、引用元に対して敬意を払った記事を書けば、問題にはならないと思います。

 これはあくまでも僕の解釈であり、他の方の解釈だとNGになるかもしれません。何か引っかかる物を感じた場合は、コメントを頂くと幸いです。

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