人間が浴びる様々な放射線量と人体に及ぼす影響(日本語訳)(画像)
人間が浴びる様々な放射線量と人体に及ぼす影響を解りやすく図解した画像を紹介します。
参照元はこちらのサイトです。
- 普段から自然に浴びている放射線の量を一目で比べられる巨大なインフォグラフィクス(翻訳済) - DNA
http://dailynewsagency.com/2011/03/20/radiation-chart/
この日本語訳の元画像(英語)は、こちら。当ブログで翻訳しているコミック、XKCDから提供されている画像です。
僕がこの図を見つけて、翻訳すべきだと思いつつも、多すぎるテキストに躊躇していたところ、DNAのchakaさんがこれを引き継ぎ、すごい勢いで翻訳してくれました。大変素晴らしいです。そして、ありがとうございます!
画像自体が非常に大きいため、ブログ上の上下スクロールで全てを見ることが出来るように、参照元の画像をいくつかに分割しました。
以下、「放射線量チャート(日本語訳)」を掲載します。今回起きた福島第一原発の事故で放出されている放射線量と、他の様々な状況で浴びる放射線量の比較を通して、放射線に対する大まかな知識を得ることが出来ます。(この図は、あくまでも一般的な学習用として作成された物です。多少のミスが混入している可能性もありますのでご注意下さい。完全に正確なデータとは限りません。)
放射線量チャート
これは、人間が様々な放射線物質から吸収する放射線量を表した図です。単位は「シーベルト(Sv)」で人体の細胞に与える影響を測定するものです。いっぺんに1シーベルト浴びると気分が悪くなり、さらに浴びると死亡します。しかし、私たちは日々、自然界に存在する放射線を安全に少しずつ浴びています。
【注意】同じ量の放射線でもより短い時間に浴びた場合、ダメージは大きくなります。また長期に渡る被ばくはガンのリスクを向上させる大きな原因となる可能性もあります。
0.05マイクロシーベルト?40マイクロシーベルトまで
20マイクロシーベルト?50ミリシーベルトまで
75ミリシーベルト?8シーベルトまで
50シーベルト
青、緑、赤の四角コマのそれぞれの意味
大震災による福島第一原発の事故報道で、今まであまり聞いたことがなかった「マイクロシーベルト(μSv )」や「ミリシーベルト(mSv)」という単位が繰り返し報道されていますが、今一番大切なのは、放射線量に対する正しい知識や情報を得ることです。
正しい知識を持った上で、「恐れず、過信せず、そして、慣れ過ぎない」と言う対応が大事だと思います。
追記(2011.5.3)
翻訳元チャートの改訂に従い、日本語訳も新しく掲載し直しました。日本語訳チャートの提供元は前回に引き続きDNAのchakaさんです。素早い対応とご連絡、どうもありがとうございました。