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仕事:「最近の若いもんは・・・」的じゃない話

 僕は、32,3歳くらいまで人手不足の折、「部下」と言われるものとは皆無だったのだけど、ここ最近は3人くらい付けられて仕事をしている。

 ほとんどが新人か、入社2,3年目までの若者なのだが、これが、三者三様でなかなか面白い。大雑把にプロファイルすると、以下のような感じ。

A.寡黙な無言実行タイプ。流行と言うものに全く興味が無い。外見は一言で言うと、「もさい」(人の事は言えんが・・)趣味は自転車。家にはテレビが無いらしい。聞くと、そもそも昔からテレビには興味が無いと言う、いまどき珍しい男気溢れるタイプ。外的なストレスに比較的強く、ある程度仕事を任せられる。それと言うのも、僕が退いてしまったシステムの保守を引き継いでいるからだ。なので、どうしても放ってはおけない。

B.常に一言多い、有言、軽く無実行タイプ。かぶせ気味に話してくるのが特徴。ハロプロ好き。「Berryz工房」など、ハロプロのネタを振ると非常に喜ぶが、周囲には内緒にしておいてくれと言われる。「白いペンライト」は禁句。たまにそれでちくちく弄る。嫌そうなそぶりを見せる割には、結構うれしそうに見える。発言と本心が実は裏返しな気がする。被害妄想が強い。「自分は会社に居る価値が無い。」が口癖。辞めてしまっては困るので、何とか励ましながら仕事を振っている。しかし、仕事を振るには、イマイチ頼りない。仕事熱心なのが一番の取り柄。

C.いまどきの若者タイプ。外見もスマート。近視なのにあえてメガネを掛けない所に、若さを感じる。やることはやるが、自分の仕事が終わったらさっさと居なくなる。仕事の把握が速く、実は一番出来そうなのだが、意図的に実力を隠しているように見える。策士だ。とりあえず振るネタは女関係。彼女と別れたばかりらしい。

 3人とも、25歳以下なのだが、10歳以上の差があるものの、何とか趣味嗜好を掴もうと努力をしている。我ながらまぁまぁ、心を掴んでいるんじゃないかと思う。もっとも、そう思ってるのは自分だけかもしれない。

 比較的受け入れられているのは、趣味嗜好を合わせようと努力していると言うほかにも、僕のところに居ると、自らの経験からか、上手く仕事から逃げることばっかり教えてしまう。やることやったら帰れと。プライベートに時間を使え、と言う。

 やさしいばっかりじゃダメなのは判っている。だから僕は管理者向きじゃないと思う。

 悩みどころなのは、すごくやる気があるんだけど、あんまり残業はさせたくないって所。本当は、本心から仕事したいって思っているなら、もう少し残っても良いのだと思う。僕が帰れ、と言うと、「もう少し、仕事したいんだ」って顔される時がある。実際、そうなんだろうなぁと。

 自分自身もそうなんだけど、結局、存在価値を認めて欲しいのだと思う。でも、将来の為に逃げ方は教えておきたい。

 仕事はお金を貰って、その対価で必要な分だけするものだって事は経験上、十分過ぎる程分かった。決して自ら身を投げ打ってまで奉仕するものじゃない。とにかく、サボり方を教えたい訳ではないんだ。その辺が難しいところ。

 この記事のカテゴリは、仕事について です。
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