ギターと「歌うテスラコイル」装置を使って、稲妻で音楽を奏でる
「歌うテスラコイル+ギター」の動画です。
この稲妻は、音楽に連動して放電している訳ではありません。テスラコイルの放電音を利用して、あくまでもギターから出る信号を基に音楽を演奏しています。
これは半導体テスラコイルと言われていて、プライマリー側が41KHzの帯域の共振周波数で作動しています。このテスラコイルにコントロールユニットで変調をかけると音の変化が現れるそうです。
難しい理屈は抜きにして、これはなかなか凄いですよ。バリバリと言う放電音が、ディストーションサウンドに似た、気持ちの良いサウンドを奏でています。
演奏しているのは、"Merce Death"と言うソロユニットの大野真吾さんです。
≫ Merce Death/メルセデァス
≫ Shingo Ohno a.k.a. Merce Death
エレキギターを中心として、エフェクター、アナログシンセ、足踏みサンプラーを駆使してソロの演奏を行います。この歌うテスラコイルは、MIDIの信号があれば音が出せるようです。ギターの音源をMIDIに変換しているみたいですね。
テスラコイルを使って音楽を奏でる試みは、実はこれが初めてではなく、Youtubeを探ってみると色々と動画が出てきます。いくつか貼ります。
キーボード+テスラコイル
元祖?テスラギター
スーパーマリオを演奏
そして、これをヒントにしたのか、こっちがオリジナルか分かりませんが、つくばみらい市に住む高校2年生(高校生!)の菊地秀人さんが音楽に合わせて青白い閃光が踊る「歌うテスラコイル」を作成しました。
≫ 高エネルギー技術研究室(現在、リニューアル作業中)
菊地さんは「筑波ベンチャーの未来を担う天才少年」と言う存在で、筑波大学のITベンチャー、ソフトイーサが支援しているそうですよ。高校生恐るべしです。でも、こう言った存在が望まれて久しく、このようなことはとても素晴らしいと思いました。今後の活躍を期待しています。
菊池さんの「歌うテスラコイル」
『Make』と言う、オライリーが発行する米国のテクノロジー情報誌でのイベントで講演する菊池さん。