ブログデザインと「ゲシュタルト崩壊」
ブログのデザインってやっぱり気になりますよね。僕も暇さえあればデザインをいじっちゃう癖があって、困っています。
デザインを色々変えてしまう原因のひとつとして、「自分で作り出したデザインを長い間じっと見てると、なんだかしらないけど、陳腐なものに思えてくる」と言うのがあると思うんです。
で。
あ、これって、なにかの現象に似ているんじゃないかと思ったんです。ほら、あれですよ。あれ。漢字をじっと見ていると正しく思えなくなってくる現象。
単語を忘れてしまったので、ささっと検索。「ゲシュタルト崩壊」って言うらしいですね。
ゲシュタルト崩壊とは心理学における概念の一つで、全体性を持ったまとまりのある構造(ドイツ語でゲシュタルト Gestalt 形態)が、なにかをきっかけとして関連性に疑念を抱く状態となり、個々の構成部分のみに切り離して認識しなおそうとする事である。
この引用に従うと、自分のブログデザインが陳腐に見えてきてしまうのは、細部をじっくり見てしまうが為に、個々の構成要素のみに切り離して認識してしまうため。そして、その観点から全体を見ると、関連性に疑問を持つ事になる、と言うわけです。
つまりは、
- 自分のブログのデザインほど、細部までじっくり見ているので、陳腐に思えてくる
- デザインをいじる
- しばらく経つとまた陳腐に見えてくる
- また、いじる
の悪循環に陥ると言う事になります。これは困りました。
逆に他人様のブログは、ぱっと見の全体的なデザインしか見ないので、自分のところより良く見えると言う事になります。もしかしたら、他人の芝生は良く見えるって言うのも、「ゲシュタルト崩壊」で説明できるのかもしれません。
結局、ブログデザインというのはよっぽどのポリシーが無い限り、やればやるほど悪循環を生み出す、悪魔から誘いです。
元々デザインが好きっていう人は別ですよ。
そんな訳で、僕は今年からデザインを出来る限り気にしない事にします。ブログは文章に凝りましょ。
参照記事
≫ ゲシュタルト心理学