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Spinal Tap Amps : ボリュームの目盛りが11まであるアンプ

spinal_tap_amps.png
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License

Spinal Tap Amps(スパイナルタップアンプ)

店員: These amps go to 11.
 (このアンプのボリュームの目盛りは、11まで行きますよ。)

客: Is that louder?
 (どデカイ音出る?)

店員: It's one louder.
 (それはもう。他とは違います。)

[normal person:](普通の人:)
客: Why not make 10 louder and make 10 the highest?
 (何で、目盛り10が最大じゃないの?)

[engineer:](エンジニア:)
客: But 11 doesn't have any units. it's an arbitrary scale mapping outputs-
 (でも、11って、何の単位でも無いよね。その勝手な出力目盛りの配置は・・・)

店員: zzzz(ぐぅー)

[smart engineer:](優れたエンジニア)
客: For $2000 i'll build you one that goes to 12.
 (2000ドルで、君に目盛りが12まで行くアンプを作ってあげるよ。)

Alt-text: Wow, that's less than $200 per ... uh ... that's a good deal!
 (おぉ、1目盛りに付き200ドル以下ってことか・・・うむ・・・これは安い買い物だ!)


補足

 「目盛りが11まであるアンプ」と言うのは、「俺達が使ってるこのアンプは、他とは一味違うぜ!バカデカイ音が出るんだぜ、ベイベー。」みたいな意味。

 ヘヴィメタルの中でカッコよいと思われている物と、外側からみえてしまうダサさが絶妙に表現されていると思う。

 目盛りが11まであるアンプは、下記の映画で登場した。

 作中でナイジェルが考案した「ボリュームの目盛りが11まであるアンプ」は音楽業界やファンの間では伝説となっており、数多くの有名ミュージシャンが特別にその様なアンプをオーダーメイドしたという逸話が残っている。又、このアンプの説明をするナイジェルの台詞"Up to eleven"は「最大音量」という意味を持つ慣用句として使われるまで英語文化の中で浸透しており、『The Shorter Oxford English Dictionary』にも掲載されているほどである。

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

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