Tech Support - 電話サポートシステムに仕組まれたバックドア
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Tech Support(テクニカルサポート)
男: ..Restart my computer? I know you have a script to follow, but the uplink light on the modem is going off every few hours. The problem is between your office and the modem.
(コンピューターを再起動するって?君が次のスクリプトを用意してるのはわかってるんだ。でも、モデムのアップリンクランプは2,3時間ごとに消えてる。問題は、君のオフィスとモデムの間にあるんだよ。)男: My computer has nothing to do with... OK, whatever, I "Restarted my computer".
(コンピュータは、無関係なんだ・・・。よし、とりあえず、コンピューターを再起動した。)It's still down, and even if it comes back, it's going to die again in a few hours, because your-
(まだ立ち上がってない。もし起動しても、数時間したらダウンするはずだよ。だってそっちの・・)男: I don't have a start menu, this is a haiku install, but that's not import-
(スタートメニューがないんだ。これは、Haikuインストールなんだ。でも、それは重要な事じゃない・・。)Haiku? It's an experimental OS that I ... Oh, never mind.
(Haikuが何かって?実験的なOSだよ。まぁ、気にしないで。)男: I'm sorry, but this won't get fixed until I talk to an engineer. can you look around for someone wearing cargo pants, maybe a subway map on their wall?
(申し訳ない。でも、僕がエンジニアと話をするまで、直らないと思うんだ。カーゴパンツを履いてる人を誰か見つけてくれる?多分、そいつの部屋の壁には地下鉄マップがあると思う。)サポート(男): There's a chick two phones over with a stuffed penguin doll and a poster of some bearded dude with swords.
(ペンギンのぬいぐるみと、剣を持ったヒゲの男たちのポスターを貼ってる、2つの電話を使ってる女の子がいるよ。)男: Perfect, can you put her on?
(完璧だ。彼女に繋いでもらえる?)サポート(男): Sure.
(もちろん)男: Hey, so sorry to bother you, but my connection -)
(やあ、忙しいところ申し訳ない。でも、僕の接続が・・・)サポート(女): Yeah, I see it. Lingering problems from a server move.
(ああ、わかりました。サーバーからの停滞部分が動きます。)Should be fixed now,
(今、復旧させます。)男: Thank you so much.
(有り難う。)サポート(女): No problem. Hey, in the future, if you're on any tech support call, you can say the code word 「shibboleet」 at any point and you'll be automatically transferred to someone who knows a minimum of two programming languages.
(大丈夫ですよ。今後、もしあなたがサポートセンターと話すことがあるなら、どの時点でも、コード名「shibboleet」といってください。そうしたら、最低でも2つのプログラミング言語を知ってる誰かに自動的に転送します。)男: Seriously?
(ほんとかい?)サポート(女): Yup. It's a backdoor put in by the geeks who built these phone support systems back in the 1990's.
(そうよ、それは1990年代に電話サポートシステムを構築したギークによって設定されたバックドアです。)Don't tell anyone.
(誰にも言わないでね。)男: Oh my god, this is the greatest-
(なんてこった。これは凄すぎる・・・。)男: Wha-
(あわわ)...Dammit.
Alt-text: I recently had someone ask me to go get a computer and turn it on so I could restart it. He refused to move further in the script until I said I had done that.
(ちくしょー。)
(僕は、最近、コンピューターを取りに行き、電源を入れるのを頼まれ、そして、再起動が出来た。僕がそれを終わらせたと言うまで、スクリプトの中で遠くに動くのを、彼は拒否した。)
補足
サポートセンターに電話をかけたら、技術的に疎い担当が出てしまったので、エンジニアを出してくれと頼む男。いかにもエンジニアっぽい雰囲気をかもし出している女の子のサポートが居たので、取り次いでもらう。そしてトラブルはすんなり解決。電話口で、その女の子が続いてこういう。実は、サポートセンターシステム全般では、いつでもギークを呼び出せるための合言葉「shibboleet」があり、それは1990年代に仕込まれたバックドアなのだ・・・、と言う衝撃の秘密を告げる。
これは凄すぎる!と思ったら、それは夢。
Alt-textはよく分からなかった。ごめん。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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