Complex Conjugate - 物理学冗談
ここでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳しています。過去のコミック翻訳はxkcdカテゴリーで。翻訳済みの秀逸なコミックについては、2009年?2010年のベスト10をまとめた記事からどうぞ。
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Complex Conjugate(複素共役)
物理学教授: Okay, anyone who's feeling like they can't handle the physics here should probabry just leave now.
(そう、ここで物理学が適用できないと感じてる人がいるなら、おそらく今すぐここから立ち去るべきだ。)Because I'm multiplying the wavefunction by its complex conjugate.
(なぜなら、僕はその複素共役で、波動関数を乗算してるからだ。)That's right.
(そうだ。)Shit just got real.
(「たわごとが本当になった。」)Alt-text: Fun fact: if you say this every time a professor does something to a complex-number equation that drops the imaginary part, they'll eventually move the class to another room and tell everyone else except you.
(楽しい事実:教授が複素数を計算して虚数部が消える度、このセリフを言ってあげると、彼らは教室をよそに移して、あなた以外の人にこの事を伝えるようになります。)
補足
複素共役と「Shit just got real.」と言う冗談に言及するコミック。「Shit just got real.」は、「和やかに話していたはずが、いつの間にか、つかみ合いのけんかになる」と言う意味のジョークフレーズらしい。僕には「複素共役」も「Shit just got real.」もいまいちよくわからないので、今日の補足はこのへんで。
以下、複素共役のWikipedia記事。
追記(2011.1.24)
頂いたメールを参考にして訳を一部変更しました。「Daily News Agency」のchakaさん、ありがとう。「Shit just got real.」の「real」は実数という意味もあり、「たわごとが本当になった。」的な意味と、「(計算した結果)実数になった」というダブルミーニングになっているらしいです。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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