『Chronotebook』の自作とレコーディング「非生産的時間」ダイエット
最近「無印良品」主催で行われている、投稿されたデザイン的に優れたグッズを表彰する、「MUJI Award」と言うのが密かに熱いです。
これは去年の表彰結果なのですが、僕が目を引いたのは、審査員賞を頂いている、Chronotebookと言うスケジュール表です。
これは今までのスケジュール表の概念を打ち破る新しい発想だと思いました。フリーなレイアウトで視覚的にスケジュールを記載でき、自分の好きなようにスケジューリングできるのが最大の魅力です。
これを無印で既に販売しているのかと思って色々探しましたがまだ販売されていないようですね。この素晴らしいツールを早く販売してもらいたいと思います。
でもよくよく考えてみると、作りがとてもシンプルなので、自作してしまえば良いと言う事に気付きました。
実際に写真を交えながらChronotebook風スケジュール表の自作をしてみたいと思います。
実施に使用してる方のスクリーンショットは下記に記載されています。これを参考にします。
≫ Stuff I love: Muji Chronotebook -- jackcheng.com
用意するのはB4の大学ノートです。サイズはもう少し小さい方が良いかも知れませんが、パイロット的にB4にしてみますl。
詳細な画像を見ると1ページの見開きの中央の位置に、午前中の円、午後の円があり、時計のように時刻が記載されています。時間を表記するための中心円は500円玉を使って描画するのが一番楽です。500円で円を書いたら、そこに12時,3時,6時,9時を記載して、1時間ずつのメモリを書きます。
そして、後は好きなように自分の書きたい事を記載していきます。完成画像は下記です。
乱文、乱筆、申し訳ないです。
このスケジュール表の最大の利点は30分程度の予定でもきちんと記載できる事です。タイムライン的な横軸のスケジュールだと、30分単位のスケジュールが非常に表記しづらく、見た目もわかりづらくなってしまいます。この点をよく解消していると思います。
また、スケジュールに関連した項目が書き込み易いです。関連メモや、ToDoなんかも一緒に記載します。
ところで、なぜこのような詳細なスケジュールを書きたいかと言うと、時間のダイエット、すなわち、レコーディング「非効率時間」ダイエットを行いたいからです。
私の尊敬する故P.F.ドラッカー氏は時間管理について下記のように記載しています。
成果を上げる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間をとられているかを明らかにすることからスタートする。次に時間を管理すべく、自分の時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、その結果得られた時間を大きくまとめる。すなわち、時間を記録し、管理し、まとめると言う三つの段階が、成果を上げるための時間管理の基本となる。
成果を上げるものは、時間が制約要因で有ることをしっている。あらゆるプロセスについて、成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源である。それが時間である。時間は借りたり、雇ったり買ったりすることは出来ない。(中略)時間は他のものでは代用できない。
非生産的な時間を見つけるために、まずは全ての行動に対する記録をとらなければいけません。いわば、レコーディング「非生産的時間」ダイエットです。
これは長期にやる必要は無く、まずは2週間ほどやってみるのが良いかと思います。そうすると、自分は、どんな事に時間を浪費し、それが非生産的か否かを判断する材料に使います。
多分、単なる遊びだとしても書いてよいのだと思います。それは自分のために有益であればそれは生産的な時間の使い方として認知するべきなのです。
と言うわけで、しばらくこの自作スケジュール表を使ってみようと思います。新しいツールを導入する時はワクワクしますね。