iTunesに取って代わるかもしれないiPodが同期出来る音楽プレイヤー『SongBird』を試す
"SongBird"とは、オープンソース(使用はフリー)の音楽プレーヤーです。ブラウザがベースとなっており、webと音楽プレイヤーがミックスされ、相互に組み合わせて使用することが出来ます。
≫ Songbird - Open Source Music Player
長年オープンソースと言う土台で、ベータ版開発を続けてきたSongBirdですが、ついにヴァージョンが1.0.0となりました。面白そうなので早速インストールしてみます。
SongBirdのインストール
インストール自体はとても簡単です。日本語にも対応しているため、特別な設定は必要ありません。
インストールが進んでいくと、『iTunes Libraryを移行するか』を尋ねてきますので、iPodを使っている人は、これを選んでください。
SongBirdの特徴の一つである、アドオンです。初めのインストールではとりあえず全部選択します。
iTunes libraryの移行作業が終わるとSongBirdが立ち上がります。これがスクリーンショット。
iTunesにはない、SongBirdの利点
今まで面白そうだなと思いつつも手をつけなかったのは、iTunesに勝る利点が見つけられなかったからです。しかし、下記の記事を読んで使ってみようかと思い当たりました。≫ 10 Things Songbird Does That iTunes Can't - In the Jungle
以下、上記の記事を訳しながら続けていきます。
iTunesには出来ないSongBirdの便利な点。
1. タブでいくつも画面を開けます
実際使ってみると大変便利です。ライブラリを開きつつ、webでアルバム画像を探しながらアーチストの情報を知る、なんてことが可能です。いまどきの音楽プレーヤーはやたらと画面を占有するので、全ての調べ物は音楽プレーヤー上でやってしまうのがよいです。
2. Feathers (テーマ もしくは スキン)
SongBirdはFirefoxと同様のテーマを数多く共有します。Songbirdでは「羽(Feathers)」と呼びます。iTunesと違い、色んなところからテーマを持ってこれるので色んなスキンを試すことが出来ます。
3. アドオン(拡張機能)
Songbirdにはアドオン機能があります。これによってFireFoxの様に新機能をどんどん追加できます。現在利用できる主なアドオンは、以下の通りです
- 歌詞を表示するLyricMasterアドオン
- アップルのCoverflowと類似しているMediaFlowアドオン。
- iPodと同期するためのiPod Device Supportアドオン。
- Twitter、MSN/Windows Liveメッセンジャ、などと連携するためのLiveTweeterアドオン。
- Last.fmとの連携、Last.fm Album Artアドオン。
4. ウェブページをプレイリスト化できる
webブラウザベースの音楽プレーヤーの大きな特徴として、基本的に音楽ファイルが張り付いているウェブページはどんなページでもプレイリスト化出来てしまいます。音楽ファイルを一覧として見れる為、音源をダウンロードしたいときも便利です。
5. 音楽系ブログのRSSを購読して、自動的に新曲をダウンロードする
RSSが張り付いてるページを簡単に購読して、それをプレイリスト化できます。そして新曲が自動的に指定された場所へとダウンロードされます。
6. 現在プレイしている音楽のアーティスト情報を表示
- アーティスト情報ページは、Last.fm.からアーチストの成り立ち、ディスコグラフィーなどを表示します。
- ニュースは、Google News、Hype MachineとDiggなどから収集されます。
- Flickrから関連する写真を取得して、滑らかにスクロールさせます。クリックすると写真のアップロードページに飛びます。
- ビデオは、YouTubeから関連したビデオが検索されます。
7. 使用できる音楽ファイル形式が多いです。
8. Last.fmとの統合
Last.fmと高次元で統合しています。僕はlast.fmを使ったこと無いので、これから使おうかと思っています。
9. コンサートチケットを購入
日本ではまだ無理かもしれません。もう少し待ちましょう。
10. Linux上で動かす
Linuxで使いたい人にとってはまさに朗報ですね。
まとめ
上記の中から実際使用してみて、僕が便利だと感じたのは下記の点です。1. タブでいくつも画面を開けます
3. アドオン(拡張機能)
5. 音楽系ブログのRSSを購読して、自動的に新曲をダウンロードする
6. 現在プレイしている音楽のアーティスト情報を表示
しばらくはiTunesと併用して使うことになりそうですが、魅力的なアドオンが出た場合は完全に以降する可能性もあります。
それは、僕がある時、Sleipnir(IE系のタブブラウザ)からFirefoxへと完全に乗り換えてしまった事を思い出させます。