WBCのヴァーチャルCMで実用化されていた拡張現実(Augmented Reality)技術
日本の優勝で幕を閉じたWBC。海外で試合が行われているにも関わらず、球場内での目立つところの看板は日本語で書かれていて、僕はそれを不思議に思っていました。
今頃知ったのですが、あれって、「ヴァーチャルCM」と呼ばれている手法なんですね。
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日本の広告が表示されていたあのスペースは、現地では何も書かれておらず、位置検出技術を用いてCGの広告を合成し、各国へは合成された映像が配信されているらしいです。
一時、完全にだまされてました。脱帽です。
これって、もろ拡張現実の技術が使われていますよね。全体をヴァーチャルにするわけではなく、現実の映像を使って一部ヴァーチャルな現実を見せてやる手法。これは「ヴァーチャルCM」というか、技術的に言うと、「拡張CM」と言った感じかもしれません。
参考記事(自ブログ)
? 今、拡張現実(Augmented Reality,AR)界隈が熱いので記事にしてみる
(ここから下は、4月1日のネタでした。)
そして驚くなかれ、WBCで使われていた拡張現実技術は、それだけじゃないんです!
実は、看板だけではなく、球場自体、ところどころに真っ青なスクリーンが張られ、最新の現実拡張技術をふんだんに用いて、野球中継をあたかも行っていたように見せていたらしいですよ。
日本の優勝で幕を閉じたと思っているのは日本だけで、韓国のテレビでは、韓国が有終の美を飾った映像が流され、米国のテレビでは、米国の優勝が放送、ベネズエラではベネズエラが優勝した映像が流れたらしいです。
これは、決勝トーナメントに進んだチームのみの特別措置のようです。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の事務局は、「WBCはあくまでも野球を世界に普及させるための大会。結果は各国に対し不公平とならないよう、決勝トーナメント進出の各チームに与える事にした。」と言ったとか言わないとか。
ここまで来ると、野球と言うか、もう、エンターテイメントですね。