Gravity Wells : 重力の井戸
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Gravity wells(重力の井戸)
Scaled to earth surface gravity(地球の地表重力の尺度)
This chart shows the "depth" of various solar system gravity wells.
(このチャートは、様々な太陽系惑星の重力の井戸における「深さ」を示します。)Each well is scaled such that rising out of a physical well of that depth in constant earth surface gravity would take the same energy as escaping from that planet's gravity in reality.
(平均的な地球表面の重力でその深さの井戸から這い上がる事と、実際にそれぞれの惑星の重力から逃れるのと同じエネルギーが消費するよう、お互いの井戸は測られ、示されています。)Each planet is shown cut in half at the bottom of its well, with the depth of the well measured down to the planet's flat surface.
(お互いの惑星は、その井戸の底で半分にカットして見せており、その井戸の深さは、惑星の平らな表面までの長さを図っているものとします。)The planet size are to the same scale as the wells.
(惑星のサイズは、井戸と同じスケールになってます。)Interplanetary distances are not to scale.
(惑星間の距離は、一定の比率になっていません。)Depth = ( G x PlanetMass ) / ( g * PlanetRadius )
(深さ = G x 惑星の重量) / ( g * 惑星の半径 )G = Newton's constant(ニュートン定数)
g = 9.81 m/s2[Deimos](デイモス)
You could escape Deimos with a bike and a ramp.
(バイクと傾斜があれば、デイモスからは逃げられるよ。)
To scale(原寸に比例)[Phobos](フォボス)
A thrown baseball could escape phobos.
(投げた野球のボールならファボスから逃げられる。)[Jupiter](木星)
Jupiter is not much larger then Saturn, but much more massive.
(木星は、土星よりも大きくありません。でも、重量がかなり重たいです。)At its size, adding more mass just makes it denser due to the extra squeezing of gravity.
(このサイズにこれだけの重量が加わると、重力の更なる圧迫の為、より密度が増します。)If you dropped a few dozen more Jupiters into it, the pressure would ignite fusion and make it a star.
(もし、よりたくさんの木星を井戸の中に落とすなら、その圧力により融合し始めて、星にしてしまうでしょう。)[Earth](地球)
It takes the same amount of energy to launch something on an escape trajectory away from earth as it would to launch it 6,000km upward under constant 9.81m/s2 Earth gravity.
(地球から離れる為の脱出軌道に何かを打ち上げるのと、その何かを平均的な地球の重力の下上空へ6,000km打ち上げるのは、同じエネルギー量です。)Hence, Earth's well is 6,000km deep.
(よって、地球の井戸の深さは、6,000kmです。)This is why it took a huge rocket to get to the moon but only a small one to get back.
(月にたどり着くために、大きなロケットを使い、小さいロケットだけが戻ってくるのは、これが理由です。)
補足
ものすごい力作がきたー!こういうのが定期的にあるからこそ、XKCDウォッチャーはやめられない。太陽系それぞれの惑星の特徴が良くわかって非常に面白い。いくら眺めても飽きない。
とりあえず、大事なところだけ訳してみたけど、もう少し時間がある時に周りの英文も役してみる予定。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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