Principle of Explosion : 何でも導き出す魔法の法則
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Principle of Explosion(爆発の法則)
男1: If you assume contradictory axioms, you can derive anything. it's called the principle of explosion.
(もし君が矛盾する原理を前提とするなら、そこから何でも導き出す事が出来る。それは、「爆発の法則」と呼ばれている。)男2: Anything? lemme try.
(何でもだって?やってみよう。)男2: Hey, you're right! I started with P∨?P and derived your mom's phone number!
(なぁ、君は正しかったよ。「P∨?P」から始めて、君のお母さんの電話番号を導き出せたよ!)男1: That's not how that works.
(そんなことできる訳ないんだけど。)男2: Mrs. Lenhart?
(レーンハルトさん、だろ?)男1: Wait, this is her number! how-
(待て、これは母の番号だ。どうやって・・)男2: Hi, i'm a friend of- why, yes, i am free tonight!
(ども。僕は友達です・・・そうです。はい。僕は今夜ひまです!)男1: Mom!
(母さん!)男2: No, box wine sounds lovely!
(いやぁ、ボックスワインはとても素敵だと思いますよ!)Alt-text: You want me to pick up waffle cones? Oh, right, for the wine. One sec, let me just derive your son's credit card number and I'll be on my way.
(僕にアイスクリームのコーンを拾って欲しいのかい?あぁ、そうか。ワインの為にか。ちょっと待って、君の息子のクレジットカードナンバーを導き出させてくれ。すぐ出かけるから。)
補足
「Principle of Explosion」と言う英語は存在するけど、「爆発の法則」と言う日本語はどうやら無いらしい。この意味は、古典的な論理学において、矛盾はけしてあってはならないものであり、もし、矛盾がひとつでも存在すれば、そこからなんでも証明することができてしまうと言う法則。
3コマ目にある「p∧?p」は、(p and not p) が真となるような p のことを指している。このような p さえ見つかれば、ここからあらゆる事柄を証明できることが出来る。(例:「空が青い」と「空は青くない」が真)
こうなってしまえば、お母さんの電話番号だって、クレジットカードナンバーだって、自由に導き出せるらしい。
これ以上の論理学の詳しい事柄は良く分かりません。
それから、4コマ目のボックスワインの部分が良く分からないのだが、多分、お母さんとデートって事で、主婦のチープさをボックスワインで表現してるんだと思う。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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