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Nanobots - グレイグーが停止した理由

ここでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳しています。過去のコミック翻訳はxkcdカテゴリで。翻訳済みの秀逸なコミックについては、2009年?2010年のベスト10をまとめた記事からどうぞ。誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。

nanobots.png
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License

Nanobots(ナノマシン)

女: Commander! Come quick!
 (司令官!早くこっちへ!)

It's the nanobots- They've stopped!
 (ナノマシンですが...。動きが止まってます!)

They devoured 40% of the earth, and then just...quit! They're just sitting there!
 (やつらは地球の40%を覆い尽くして、それから・・・活動をやめた!やつら、じっとしたままだわ!)

Why!?
 (なぜなの!?)

司令官: It's mystery. ...Unless... What's the volume of each nanobot?
 (これは不思議ね。だけども...。それぞれのナノマシンの大きさはどのくらい?)

女: A few cubic microns. Why?
 (数ミクロンの立方体。どうして?)

司令官: I think the year 1998 just bought us some time.
 (1998年以来、ずいぶん長い間、時間が経過したと思うの。)

[In the swarm:]
 (群れの中)

ナノマシン: What do you mean, "Run out of addresses?"
 (「アドレスを使い果たす」ってどういう意味だ?)

Look, we should've migrated away from IPv6 ages ago...
 (ほらみろ、我々はこうなる前に、IPv6から移行しておくべきだったんだ。)

Alt-text: I think the IETF hit the right balance with the 128 bits thing. We can fit MAC addresses in a /64 subnet, and the nanobots will only be able to devour half the planet.
 (僕は、IETFは128ビットで適切なバランスに到達したと思います。僕らは、MACアドレスを/64サブネットの中に適応させる事が出来ます。そして、ナノマシンは惑星の半分を食い尽くす事が可能になるでしょう。)

補足

 ナノテクノロジーが発達していく時のリスクとして、ナノマシンが爆発的に増殖して地球を覆い尽くす可能性「グレイグー(gray goo)」が懸念されているが、そのシナリオをネタにしたコミック。

 このコミックではナノマシンは既に地球の半分近くを覆い尽くしていて、女性2人は衛星軌道上に退避している状態。地球上のナノマシンの活動が突然停止するが、その原因は、IPv6(IPv4ではなく)のアドレス枯渇によるもの。自己分裂を繰り返すナノマシンは分裂すると同時に新たなIPアドレスを振り分けるが、IPアドレスが枯渇すると分裂出来なくなってしまうらしい。

 現在の地球上では、IPv4が枯渇してしまったが、ナノマシンがいればIPv6の枯渇さえも十分可能になる。

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

 この記事のカテゴリは、xkcd日本語訳 です。
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