Prometheus - ファイア共有問題
- このカテゴリでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳しています。
- 2013年の翻訳記事はxkcd(2013年)から。更に過去の翻訳記事はxkcdからどうぞ。
- 翻訳済みの秀逸なコミックについては、過去のベスト10をまとめた記事(2009年?2010年、2011年、2012年)からどうぞ。
- このXKCD翻訳の目的の一つは、僕の英語スキル向上です。誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License
Prometheus(プロメテウス)
男: Prometheus has stolen fire from the gods!
(プロメテウスが、神から火を盗んだ!)プロメテウス: Well, sort of.
(まぁ、そんなところだ。)
I mean, when you use a fire to make another fire, the first fire doesn't go away.
(と言うか、別の火を起こすのに火を使っても、初めの火は無くならないし。)
So really, it's more like sharing
(だから、これって、むしろ共有に近いね。)[Fire wants to be free.]
(火は、無料になりたがる。)Alt-text: 'I'm here to return what Prometheus stole.' would be a good thing to say if you were a fighter pilot in a Michael Bay movie where for some reason the world's militaries had to team up to defeat every god from human mythology, and you'd just broken through the perimeter and gotten a missile lock on Mount Olympus.
(「私は、プロメテウスが盗んだものを返しに来た。」は、世界の軍隊が何らかの理由で人間の神話からあらゆる神を打ち負かすために団結するマイケル・ベイの映画での戦闘機パイロットで、たった今周辺を突破し、オリンパス山にミサイルをロックオンしたのなら、いいセリフだろう。)
補足
プロメテウスは、ギリシア神話に登場する神であり、ゼウスの反対を押し切って、天界の火を盗んだことで知られる。今回のコミックでは、FireとFileを引っ掛けて、著作権とファイル共有の問題をネタにしている。
"Fire wants to be free."は、有名なフレーズ、"Information wants to be free"(情報は自由になりたがる)からの引用らしい。
2013.6.23追記
コメントを参考にし、訳文を一部修正しました。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
Amazonで詳しく見る
楽天市場で探す
Yahooショッピングで探す