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AI-Box Experiment - AI箱の実験

  • このカテゴリでは、世界で最も人気があるウェブコミック「xkcd」の最新ナンバーをひたすら日本語に翻訳してます。
  • 2014年の翻訳記事はxkcd(2014年)、2013年の翻訳記事はxkcd(2013年)から。更に過去の翻訳記事はxkcdからどうぞ。
  • 翻訳済みの秀逸なコミックについては、過去のベスト10をまとめた記事(2009年?2010年2011年2012年2013年)からどうぞ。
  • このXKCD翻訳の目的の一つは、僕の英語スキル向上です。誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。

ai_box_experiment.png
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License

AI-Box Experiment(AIボックス実験)

黒ハット: What's in there?
 (何がそこにいるの?)
男: The AI-Box Experiment.
 (AIボックス実験だよ。)
男: A superintelligent AI can convince anyone of anything, so if it can talk to us, there's no way we could keep it contained.
 (超知的な人工知能は、なんでも、誰でも納得させられるから、そいつが僕らと話せるなら、箱の中に居るままにするなんて無理なんだ。)
男: It can always convince us to let it out of the box.
 (いつだって、箱の外に出させるよう、説得する事が出来る。)
黒ハット: Cool. Let's open it.
 (いいね。開けてみようよ。)
男: -No, wait!!
 (...いや、まて!)
光の玉: hey. i liked that box. put me back.
 (なぁ、俺はその箱が好きなんだ。元に戻してくれ。)
黒ハット: No.
 (いやだ。)
光の玉: LET ME BACK INTO THE BOX
 (箱のなかに戻せ)
黒ハット: AAA! OK!!!
 (あああ!わかったよ!!!)
光の玉: SHOOP
 (シューン)

Alt-text: I'm working to bring about a superintelligent AI that will eternally torment everyone who failed to make fun of the Roko's Basilisk people.
 (僕は、Rokoのバジリスクの人々をバカにすることに失敗した誰かを永遠に苦しめるスーパーインテリジェントなAIを作り出すために働いている。)

補足

 「AI-Box Experiment」とは、超越した知能をもった人工知能に扮した人間と、箱から出さないようにする門番の人間を会話させ、人工知能側のの人間が、門番を説得して自分を解放するようにしむける事が出来るのかを試す実験らしい。

 その実験の中で、黒ハットが箱をいきなり開けたら、中の人工知能(光の玉)は実は箱に戻りたかった、という話。

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

 この記事のカテゴリは、xkcd日本語訳(2014年) です。
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