Datacenter Scale - データセンターのスケール
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Datacenter Scale
女1: RAID controllers don't make sense at our scale; everything is redundant at higher levels. When a drive fails, we just throw away the whole machine.
(RAIDコントローラは、私達のスケールでは無意味なの。全てがより高いレベルで冗長化しているわ。ドライブが不良の時は、マシン全体を切り捨てる。)男1: Machine? We throw away whole racks at a time.
(マシンだって?僕らは、一度にラック全体を切り捨てるよ。)
女2: Yeah, who replaces one server?
(ええ、単体のサーバーを交換する人なんている?)
男2: We just replace whole rooms at once. At our scale, messing with racks isn't economical.
(僕らは、部屋全体を交換するよ。僕らのスケールでは、ラックをいじるのは、非効率的だ。)
女1: Wow
(わぉ)
男1: Like Google
(Googleみたいだ。)
女3: We don't have sprinklers or inert gas systems. When a datacentre catches fire, we just rope it off and rebuild one town over.
(私達は、スプリンクラーや不活発ガスのシステムがないの。データセンターが燃え始めたら、ロープを張って、一から町を再建する。)
男2: Makes sense.
(それは良いね。)
男1: I wonder if the rope is really necessary.
(そのロープ、本当に必要なのか...?)Alt-text: Asimov's Cosmic AC was created by linking all datacenters through hyperspace, which explains a lot. It didn't reverse entropy--it just discarded the universe when it reached end-of-life and ordered a new one.
(アシモフのコズミックACは、超空間を使って全てのデータセンターを繋げる事により生成され、よく説明する。それはエントロピーを逆にしなかった...それは末期に近づき、新しいものに整列した時、宇宙を放棄した。)
補足
データセンターにおける冗長化の単位について、4人の男女が話をしている。切り離しの単位が、サーバー → ラック → 部屋ときて、最後には、町全体を再建するところまで話が大きくなる。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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