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Begging the Question - 論点先取

  • カテゴリでは、世界で最も人気があるWebコミック「xkcd」の最新コミックをひたすら日本語に翻訳していきます。
  • 2017年の翻訳記事はxkcd(2017年)、2016年の翻訳記事はxkcd(2016年)、2015年の翻訳記事はxkcd(2015年)、2014年の翻訳記事はxkcd(2014年)、2013年の翻訳記事はxkcd(2013年)から。更に過去の翻訳記事はxkcdからどうぞ。
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  • なお、コミック内の英文が難解な場合は、クオリティの低い訳文をとりあえずUPすることもありますが、自ら気づいたり、皆様からの指摘があれば、正しい訳文にその都度直していきますので、誤訳がありましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。

begging_the_question.png
©xkcd.com Creative Commons Attribution-NonCommercial 2.5 License

Begging the Question(論点先取)

ポニーテール: That food made me nauseous.
 (あの食べ物は、吐き気がした。)
白ハット: No, the food was nauseous. It made you feel nauseated.
 (そうじゃなくて、その食べ物は不快だった。それが君に吐き気を感じさせた、だろ。)
男: Come on, you're just begging the question.
 (おいおい、君は、単に問題を提起しているだけだ(もしくは、単に論点先取なだけだろ)。)

I annoy people on all sides by using "beg the question" to mean "fight a losing battle against changing usage".
 (僕は「変化する使用法に対する勝ち目のない勝負と戦え」の意味で、「beg the question(論点先取)」を使うと、あらゆる方面の人々に迷惑をかける。)

Alt-text: At least we can all agree on the enormity of this usage.
 (少なくとも僕らはこの使用法の凶悪さに同意出来る。)

補足

 「That food made me nauseous.」は、厳密に言うと「その食べ物が私を吐き気にした。」なのだけど、使用法が次第に変化して、「あの食べ物は吐き気がした。」という意味になった。そこを突っつく規範主義者(白ハット)に立ち向かおうと、「論点先取」という言葉で対抗しようとするが、この言い方だと、「単に問題を提起している」という風にも解釈され、グダグダになってしまう。

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

 この記事のカテゴリは、xkcd日本語訳(2018年) です。
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