Picking Bad Stocks - 不良銘柄の選別
Picking Bad Stocks(不良銘柄の選別)
男: I feel like by now I should know about the stock market.
(株式市場のことについて、そろそろ知っておくべきだと思うんだ。)
男: What is investing? Do you just open a website and pick the companies you like?
(投資って何?ウェブサイトを開いて、好きな会社を選べば良いの?)ポニーテール: Well, you totally can.
(そうねぇ。君なら出来るよ。)
ポニーテール: But there's a lot of evidence that no investing strategy consistently picks stocks that outperform the average of the whole market. A lot of fund management is a myth.
(でも、どの投資戦略でも市場全体の平均を上回る銘柄を常に選んでいるわけではない事を示す証拠はたくさんあるわ。多くのファンド運用は神話よ。)男: Huh, okay.
(うーむ。わかった。)
ポニーテール: But there's a weird corollary to that idea: it implies that, ignoring fees and stuff, it's just as hard to consistently lose money by picking bad stocks from an index.
(でも、この考え方には奇妙な帰結があるの。つまり、手数料などを無視すると、インデックスから悪い銘柄を選んで常に損をし続けるのは難しいということを意味する。)ポニーテール: If someone could consistently buy bad stocks, you could beat the average by hiring them, letting them pretend to invest, then buying every stock except the ones they pick.
(誰かが常に悪い銘柄を買うことができるなら、彼らを雇って投資するふりをさせ、選んだ銘柄以外のすべての株を買うことで平均を上回ることができる。)
ポニーテール: In a way, bad judgement is just as helpful as good judgement.
(ある意味、悪い判断は良い判断と同じくらい役立つ。)男: Oh my God.
(なんてこった。)
男: I can do that!
(それなら出来るよ!)
ポニーテール: No, it's just an example--
(いや、これは単なる一例で...)
男: This is the job I was born for.
(これは、私のためにある仕事。)[soon...](その後まもなく)
男: Hey, this company's CEO wants revenge on the same ghost as me! I'm buying!
(ねぇ。この会社の社長は私と同じ幽霊に復讐したいんだ!買うよ!)
男: Ooh, and this one is planning to develop a "Camping Roomba." That's a sure bet!
(あ、それからこれは「キャンプ用ルンバ。」の開発を計画しているんだよ。絶対だ!)
女: Drop companies #208 and #1434 from the index.
(インデックスから、#208と#1434の会社を削除。)
白ハット: Done.
(やった。)Alt-text: On the news a few days later: "Buzz is building around the so-called 'camping Roomba' after a big investment. Preorders have spiked, and..."
(数日後のニュース:「大きな投資の後、いわゆる「キャンプ用ルンバ」が流行っている。予約注文が急増し、...」)
補足
株式取引について話すポニーテールと男。利益を生む銘柄を選び続けることが出来ないことの裏返しで、損をする銘柄を選び続けることも難しい。
そのため、仮に悪い銘柄を選び続ける人が居たら、その人に投資させるふりをして、その戦略の逆をやれば設けることが出来るという話になり、悪い銘柄を選び続ける仕事を男がやることになる。
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- この記事は、世界で人気のWebコミック「xkcd」の最新コミックを日本語に翻訳しています。
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- なお、英文が難解な場合は、クオリティの低い訳文をUPしてしまうことも多々ありますが、自ら気づいたり、皆様からの指摘があれば、正しい訳文にその都度直していきます。もし誤訳を見つけましたら、コメントなどで気軽にご指摘下さい。
2020.2.22 追記
頂いたコメントを元に訳文を一部変更しました。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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