The True Name of the Bear - クマの本当の名前
The True Name of the Bear(クマの本当の名前)
女: Wow - according to the internet, we don't know the true name of the bear.
(うわ。インターネットによると、クマの本当の名前は分からないそうよ。)
男: What?
(なんだって?)女: Apparently there was a superstition that saying its name would summon it. "Bear" and "bruin" mean "the brown one." Its actual name has been lost.
(どうやら、それ自身の名前を言うと、それを召喚するという迷信があったみたいよ。「Bear」と「bruin」は「茶色のもの」を意味するの。それの実際の名前は失われたわ。)
男: Wow.
(ほぉ)
ポニーテール: Gretchen, is this for real?
(グレッチャン、これは本当なの?)グレッチャン: Well, sort of
(まぁ、ある程度は。)
グレッチャン: The Proto-Indo-European root was *rkto-
(インド・ヨーロッパ祖語の語根は「*rkto-」)
グレッチャン: It was lost in the Germanic languages like English, but survived elsewhere, e.g. Greek "arktos" and Latin "ursus"
(それは英語のようなゲルマン語系では失われましたが、ギリシャ語の「arktos」やラテン語の「ursus」など、他の場所では生き残りました。)女: So could we figure out what the word would have been in English?
(その単語が英語で何であったかはわかるの?)
グレッチャン: Hmm. I mean, we'll never know, but given Germanic sound shifts, a reasonable guess might be "arth"?
(うーん。つまり、私たちには決して分かりませんが、ゲルマンの音の変化を考えると、合理的な推測は「arth」かもしれません。)ポニーテール: No!!
(だめ!!)ポニーテール(欄外): Stop! AAAAA!
(やめて!あぁぁぁ!)
グレッチャン: What??
(何?)
ポニーテール(欄外): Don't say it!
(言わないで!)
ポニーテール: What have you done?
(何てことをしてしまったの!?)
欄外: ROAR
(うぉぉぉぉ)
グレッチャン: Oh
(あ。)
グレッチャン: Oh no
(しまった。)Alt-text: Thank you to Gretchen McCulloch for fielding this question, and sorry that as a result the world's foremost internet linguist has been devoured by the brown one. She will be missed.
(この質問に答えてくれたグレッチェン・マックロックさんに感謝する。その結果、世界で最も優れたインターネット言語学者が茶色い何かに食い尽くされてしまったことをお詫びする。彼女がいなくなるのは寂しい。)
補足
クマの英語「Bear」は、元々クマ自体を表す言葉ではなく、対象物そのものを呼ぶとそれを召喚してしまうという言い伝えから、別の言葉である「茶色」を使い湾曲的な表現だったという。この説を唱えたインターネット言語学者、グレッチェン・マックロックさんと直接話をする主人公たち。
話の流れから、クマの本当の言葉を今の英語で推測すると何になるの?とグレッチェンさんに聞き、その答えを告げるが、その行為は、クマを召喚する結果へとつながってしまう。
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評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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