Hack - ハック
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Hack(ハック)
[The ISEE-3/ICE probe was launched in 1978. Its mission ended in 1997 and it was sent a shutdown signal.]
(ISEE-3/ICE探査機は、1978年に打ち上げられた。そのミッションは1997年に終わり、シャットダウン信号が送られた。)
[In 2008, we learned-to our surprise-that the probe didn't shut down. It's still running and it has plenty of fuel. ...and in 2014, its orbit brings it near earth.]
(2008年になり、我々が知り、驚いたことは...探査機がシャットダウンしていなかったことだ。人工衛星はまだ動作しており、たくさんの燃料があった。そして2014年、その軌道は、地球の近くに人工衛星を運んだ...。)女1: We could send it on a new mission... Except we no longer have the equipment to send commands to it.
(私達は、新しいミッションで、それを送れたの...ただし、命令を出す機材をもはや持っていないけど。)
ポニーテール: Can't we...
(でも...。)
女1: NASA won't rebuild it. "Too Expensive"
(NASAは、それを作り直さない。「あまりにも高価」だから)
ポニーテール: Seriously?
(マジ?)
女1: I know, right? So the Internet found the specs and we went to work.
(そう。だから、インターネットはスペックを捜し出し、私達は働き出した。)[We've convinced them to give us time on the Madrid DSN transmitter and hacked the maser to support the uplink. And today's the big day.]
(我々は、マドリードDSNトランスミッターで我々に時間を与えるよう、彼らを説得しており、アップリンクをサポートする為に、メーザーをハックした。今日は記念すべき日だ。)男: Transmitting... We have a signal! We have control!
(送信...、信号があった!コントロールしている!)
女1: OK, transmit the new comet rendezvous maneuver sequen-
(オーケー。彗星とのランデブー操作の新しいシークエンスを送って...)
男、欄外: What the hell?
(なんだ?)
女1: What?
(何?)
男: My console went dead!
(コンソールが動かない!)
女2: Mine too!
(私のも!)
女1: What's happening?!
(何が起きている?)
男: There's a new signal going out over the transmitter!
(送信機から新しい信号が送られている!)
欄外、女1: A bug?
(バグ?)
男: Someone else is in the system!
(僕ら以外の誰かがシステムにいる!)
女1: Kill the connection!
(接続を切って!)
欄外、男: I can't find it!
(見つからない!)
女2: They're firing the probe's engines!
(やつらは、エンジンを始動させている!)
欄外、男: NO!
(ダメだ!)
欄外、女2: Who's doing this?? Stop them!
(誰がやってるんだ??誰か止めて!)
欄外、女1: I'm trying!
(やってるわ!)
男: Look! My screen!
(画面を見て!)
画面: M-E-S-S-W-I-T-H-T-H-E-B-E-S-T D-I-E-L-I-K-E-T-H-E-R-E-S-T
(「えりぃとをなめると、みんなおなじようにしぬ」)
バーン: Crash?
(クラッシュ?)
クラッシュ: Yeah, Burn?
(なんだい、バーン。)
バーン: Make a wish.
(願い事をして。)Alt-text: HACK THE STARS
(星をハック。)
補足
ISEE-3/ICE探査機と、The hacker(邦題「サイバーネット」)を織り交ぜたコミック。あと、クラッシュ&バーンというキャラも混ざっているっぽい。ところどころ直訳気味なので、こう直せば良いよーって言うのがありましたら、気軽にコメント下さい。
2014.3.8 追記
コメントを参考にあちこち変更しました。かなり読みやすくなった感じがあります。
XKCD作者が書いた本
XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。
評価: 4.0点
ランドール・ マンロー,吉田 三知世 2015-06-24
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