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Cohort and Age Effects - イラっとくるコホート効果と年齢効果の混同

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Cohort and Age Effects(コホート効果と年齢効果)

キャスター: Tonight: Are Millenials killing the joint replacement industry?
 (今夜の話題:ミレニアル世代が人工間接産業を衰退させている?)

Operation rate per 100,000
 (10万人当たりの適用数)

Knee(膝)Hip(股関節)
Baby Boomers(ベビーブーマー世代)
Millenials(ミレニアム世代)

Stats Pet Peeve: People mixing up cohort effects and age effects.
 (イラっとする統計:コホート効果と年齢効果を混乱させる人々)

Alt-text: ounger people get very few joint replacements, yet they're also getting more than older people did at the same age. This means you can choose between 'Why are millennials getting so (many/few) joint replacements?' depending on which trend fits your current argument better.
 (若者は人工関節の交換をほとんど行わないが、高齢者が若者と同じ年齢だった時よりも多く行っている。これは、どの傾向があなたの現在の議論に適しているかによって、「なぜミレニアム世代が、こんなにも(たくさん人工関節交換を行う/少ししか人工関節交換をしない)のか?」の見出しを選択できることを意味します。)

補足

 コホート効果は、「曝露された環境の違いのために,二世代またはそれ以上の世代の間に,ある疾患の出現率に差異が認められる現象。」であり、年齢効果は、純粋な年齢により現れた現象。

 このコミックに出てくるキャスターは、「人工関節産業の衰退はミレニアム世代(1980年から1990年生まれの世代)が招いている」と言う話題でニュースショーを続けようとしている。

 だが、これはコホート効果(問題にするような世代特有の特異な環境要因)があった訳ではなく、単なる加齢の話であり、こういう統計を見るとイラっとすると作者は言っている。

XKCDカテゴリの記事について

XKCD作者が書いた本

 XKCDの作者、ランドール マンロー氏の著作本『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』を紹介します。ウェブサイトに投稿された科学のおかしな質問を、XKCDばりの捻くれ方で回答し、それらを本にまとめたものです。こちらも面白いので是非に。

 この記事のカテゴリは、xkcd日本語訳(2018年) です。
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