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「仕事は燃えてこそなんぼ」全てのマネージメントに関わる人々が読むべき素晴らしい記事

≫ 成果主義が失敗したいまだからこそ、社員が仕事に燃える理由を探す:NBonline(日経ビジネス オンライン)

 文頭から文末まで、全編に渡って同意出来る、素晴らしい記事です。全てのマネージメントに関わる人々が読むべき文章だと思います。僕は基本的に全て激同意なので、自分の意見は入れられないかも知れませんが、注釈を入れながら紹介していきます。

 ここに書かれている事が、まさに僕の身近な所で起きています。

しかし、2000年代初頭に入り、成果主義の流れは行き詰まってきた。「成果に応じて給与が上がる」と言われても魅力を感じなくなってきているのである。1990年代以前は年功序列的な処遇が定着しており不公平感があったため意味があったと考えられるが、年功序列的な処遇が多くの企業で崩壊している現在では、社員に成果主義は魅力的に映らない。

 元々、成果主義には懐疑的でした。結局、管理される側からすれば、成果主義といわれても、制度的な置き換えと言う観点でしか見ていません。「なーんだ、給与体系がちょっと変化しただけか・・・。」なんてすぐ見透かされてしまいます。そして、形だけの成果主義が未だ続いている状態です。

 成果主義が導入された当初は、「仕事してる分、せめて給料が上がらないとやってられないよ。」と言う考え方にある程度マッチしていましたが、最近そんな言葉さえも聞かなくなりました。一時的に潤うカンフル剤のようなアメでは、効果が出なくなってきたのだと思います。

 そして、下記の6つの背景。誰もが感じている事だと思います。近年における労働の6大傾向と言っても良いのではないでしょうか。

  1. 上昇を求めない社員が多い(または増加した)
  2. サービス業の感情労働という特性
  3. 仕事の難度の高まり
  4. 職員の志向の複雑化
  5. 権威の喪失
  6. 成果主義制度に対する慣れと諦め

 僕も全てに思い当たる節があります。全てが、仕事への動機付けはお金で解決できないと言う方向を示唆しています。全てのバックグラウンドは、職が確保されれば、いくら不況とは言え金銭面で必死になる機会がほぼなくなったと言う事じゃないかと思います。

 このような背景から、「内発的動機付け」が無ければ、社員はすすんで仕事をしないと言う事に繋がっていきます。その手法として6つの手法を提案しています。

(1)自己認知支援 (2)安心できる環境づくり (3)成長機会提供 (4)哲学形成 (5)使命感の創出 (6)コミュニケーション

 「知識労働者」と言われる職種の動機付けは、この6つの手法に則って仕組みを作ってやれば上手くいきそうな気がします。たとえばIT業界の場合、マネージメントの立場から出来るのは、下記のような事ですかね。

(1)自己認知支援
 職務的権限をまずハッキリさせる。決裁権限など金額的な線引きはきっちり行って、迷いが無いようにする。個人の出来る出来ないを切り分けやすくするため、チーム内メンバーの役割を明確化する。

(2)安心できる環境づくり
 ベースは安定した給料。また、サービス残業をなくし、残業に対する報酬は必ず支払われるようにする。休日や夜間呼び出しなどを出来る限り無くす仕組みを作る。(保守と開発の線引きを明確化する)特定の社員に負荷が集中しない体制を作る。

(3)成長機会提供
 成長を促進する為、業務時間内でチャレンジ出来る体制とその発表機会を作る。教育制度を確立させ、体系化した社員教育を行う。可能であれば、転職したときでも役に立つような知識と資格を取れるような制度にする。

(4)哲学形成
 最初は絵に描いた餅でも良いので、企業理念やビジョン、経営方針などを掲げる。その理念等が利益だけでなく、社会的価値へと繋がっている事が望ましい。

(5)使命感の創出
 企業理念に則って、実現可能なレベルの目標を設定する。それらの目標はいくつかに分けて、個々のグループでそれがクリア出来る様に仕向ける。

(6)コミュニケーション
 複数の部署に渡って横断的な作業チームを作り、全体で考えなければいけない課題を与えるか、飲み会を開くでも良いと思う。今は少なくなったけど、社員旅行とかを見直して、定期的に行うのも良いかもしれない。

 1以外は、もはや平の1社員が出来ることでは無いのですが。6はまぁ出来なくもない。たとえ部下が数人だったとしても、その中でやれることはあると思います。

 どちらにしても社員一人ひとりが「腑に落ちた」という状態まで話し合わなければ意味がないと記事では書かれています。そういう意味で、このピラミッドの最も下の層では、「直属の上司と部下の間での意思疎通」と言うのがあるのかもしれません。

 僕自身もモヤモヤしていた事が、この記事を読んでだいぶ「腑に落ち」ました。しばらくこれをテンプレートにして仕事していきたいと思います。

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