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社運を賭けていた「大作」がどうやらうまく行かなかった件

 以前、この件について書きましたが、『社運を賭けていると言われる「大作」』は、どうやら本当に発売延期となってしまったようです。

 以前書いた記事。

 ? 社運を賭けていると言われる「大作」や「大規模システム開発」は大概成功しない法則

 ニュース。

 ? 「ドラクエIX」発売延期の理由は 「油断していた」と和田社長 - ITmedia News

 延期した理由について、記事では下記の様に書かれています。

 実装が済み、本格的なデバッグに入った段階で「手強いバグがいくつもあることが判明した」という。バグの量は「とてもお客様に出せる状態ではない」ほど大量。「もう少しチューニングしようというレベルではなく、今出すべきでないことは明らかと判断した」

 延期に対する理由になってませんね。延期に至る要因と言うのは、必ずデバッグ中に発生します。実装中に遅れが発覚するようなケースは通常考えられません。もし実装中に何か起こった場合は、コンセプトや方針自体が変えられていくはずです。ですから、下記の発言に繋がっているわけですね。

 その上で「ドラクエやスク・エニに固有の問題が起きているわけではない」と釈明。

 しかし、「大作」とそうでないシステムでは、明らかに違う点があります。

 以前書いた僕の記事から引用しますが。

 「社運を賭けてる」と言われているシステムは、大概期限がきっちり定められています。それは、社運を賭けているがゆえ、業務計画としてある程度外向けに情報を公開しなければならないからです。それは株主に影響を及ぼすため、一度決めた計画を簡単には変更できません。

 つまりは、普通のシステム開発よりもはるかに計画変更がしづらいのです。この計画変更のしづらさにより、そもそも期間が変更されるリスクがとても高い大規模なシステム開発とは、性質が合わなくなります。

 どうも、上記の発言からして、『製品固有』の問題とは思ってない節があります。これではまた遅れるのではないでしょうか。そんな予感がしてなりません。

 実際、この発売延期によって、発売が期を跨いだため、業績予想を下降修正することになってしまいました。これにより、さらに計画変更がしづらいと言う、プレッシャーが圧し掛かってきています。

 延期された『4ヶ月』と言う期間についても、延期後の発売日が「7月11日」と言う事ですので、どうも夏休み前のタイミングにずらしただけと言う感じがします。

 社運を賭けるべき主力製品がある事は、とてもすばらしいですが、大作であるが故の難しさもあるのだなぁと感じます。必ずしも、定期的に発売する必要がない、連作物のゲームについては、前宣伝を極力せず、不定期に発売するなど、別の方向性からアプローチした方が良いのかもしれません。

 そう考えてみると、Nintendoは、狙ってるのか知りませんが、こういう事しませんね。さすがと言うべきなのか。

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